CPDとは


 土地家屋調査士は、専門資格者として常に業務遂行に必要な最新の知識・技術の習得、さらに能力の維持・向上を図っていかなくてはなりません。このことは、土地家屋調査士法第25条に研修の規定があるほか、土地家屋調査士倫理綱領にも研鑚という項目で掲げられています。
 「土地家屋調査士CPD」とは、正式名称を「土地家屋調査士専門職能継続学習」といい、土地家屋調査士の継続的な能力開発、具体的には、研修会・講習会への参加、自らが講師となっての知識・技能の講義・提供、専門書の購読等の個人的学習研鑚に単位(ポイント)を付与し、数値にて表わしたものです。
 このポイントは、全国共通の基準で適正・公平に評価し、各土地家屋調査士に与えられますが、これを公開することにより個々の自己研鑚実績が明確になり、国民の皆様が業務委託される際の有用な判断材料の一つとなると考えております。
 土地家屋調査士CPDポイントは、各土地家屋調査士の継続学習実績を数値化したものであります。よって、公開の有無やポイントの多い少ないがその土地家屋調査士の業務資質を直接に示しているものではありませんが、ポイントの多い会員は、高いプロフェッショナル意識を持ち積極的に能力開発に取り組み、恒常的に努力を積み重ねていると認めることができます。
 このポイントを公開することによって、専門資格者である土地家屋調査士の使命、重要性を社会にアピールしていくこととしました。
 「土地家屋調査士CPD」への適切なご理解をいただき、公表されたCPDポイントを有効に活用していただけたら幸いです。
土地家屋調査士法第25条第1項
 調査士は、その所属する調査士会及び連合会が実施する研修を受け、その資質の向上に努めなければならない。
 
土地家屋調査士倫理綱領
1.使命 不動産に係る権利の明確化を期し、国民の信頼に応える。
2.公正 品位を保持し、公正な立場で誠実に業務を行う。
3.研鑚 専門分野の知識と技術の向上を図る。